THE WISE MAN OF GOTHAM CITY

舞台は2000年代後半のニューヨーク。

1人の銀行員のミスによって証券市場が大混乱に陥る。それに伴い、彼の勤める銀行は大損害を被った。 しかし、その損失を補填する予定の保険会社は、今回の事態が『事故』ではなく、意図的に引き起こされた『事件』である可能性があり、もしそうだった場合、実態によっては保険の適用対象外となる場合もありうると判断したため、ガンドッグを使って『事故』の実態調査に乗り出すのであった……

前書き

ガンドッグのシンプルなシナリオです。 NPCなどの演出面に関しては、あえてあまり書いていないので、各GMが好みやPCの設定に合わせて好きに演出してください。

ガンドッグのシナリオであると言う性質上、多少、政治的/宗教的な内容を含んでいますが、それらはあくまでゲーム内のフィクションで、あらゆる実在の個人/団体を非難するつもりがないことをお断りしておきます。

概要

あらすじ

舞台はニューヨーク。

1人の銀行員のミスによって証券市場が大混乱に陥る。それに伴い、彼の勤める銀行は大損害を被った。 しかし、その損失を補填する予定の保険会社は、今回の事態が『事故』ではなく、意図的に引き起こされた『事件』である可能性があり、もしそうだった場合、実態によっては保険の適用対象外となる場合もありうると判断したため、ガンドッグを使って『事故』の実態調査に乗り出すのであった……

そうして事件について調べ始めたPCたちは情報を集める内に、『事件』の裏にうごめく中東系テロリストの存在に気づきます。実はテロリストたちは、株式市場の混乱を利用した資金作りと、彼らと敵対する西側諸国を支援する銀行への攻撃を兼ねた作戦として、件の銀行員の家族を誘拐し、それによって彼を脅迫して今回の『事件』を引き起こさせたのでした。 果たして、PCたちはテロリストによる陰謀を白日の元に暴くことができるだろうでしょうか?

システム関係

このシナリオは、プレイヤー3~5人を対象としています。

PCのクラスはパイロット以外なら大抵問題ないと思いますが、リサーチを行うので、ある程度の情報収集ができるPCがいないと大変かもしれません。サンプルキャラクターでは、ブリッツ(orオーガ)・アムリタ・バイパー(orファントム)・クインビー(orプロフェッサー)・ニードルを推奨します。PC が少ない場合は、ニードル、バイパーあたりから削っていくといいでしょう。

また、サプリメントやオプションルールの採用はGMの好みでかまいませんが、情報収集がシナリオ前半のメインとなるため、ワイルドライフに記載されてる『コネクション』ルールは採用した方が、シナリオがスムーズに進むでしょう。

獲得経験点

  • メインオブジェクト
    • 事件の物的証拠の確保(2点)。ただし、状況証拠だけなら1点
  • サブオブジェクト
    • 銀行員一家の生存(1点)
    • テロリストのリーダーの身柄確保(1点)
  • 生還
    • セッション終了まで生存していたPCは1点の経験点を得ます。
  • その他
    • GMの好みに応じて、特に活躍したPCには1点の経験点を与えてもかまいません。

シナリオ導入

オープニング

シナリオは『事故』発生の数日後、コーディネーターのマルコがPCたちを呼び出し、『事故』の調査を依頼するところから始まります。PCたちは『事故』について、報道されてる程度のことは知っていてかまいません(なんなら、マルコがテレビが呼び出した場所がテレビのある部屋なら、その場でニュースを流してもいいでしょう)。

マルコは「今回の『事故』が事件であった可能性があるので、真相を調査して欲しい。もし本当に事件だった場合、その物的な証拠を持ってくるように」とPCに依頼します。 マルコは一週間の調査を依頼し、その報酬として一人当たり$4200を提示します(テロリストによる武装衝突は想定されていないため、比較的安めです。戦闘があると目された段階、もしくは事後に彼と交渉すると、もう$1000程度上乗せしてくれるでしょう)。また、調査に必要な経費などについては、GM の好みによって支給するかどうか決めていいでしょう(支給しない場合は、少し報酬を上乗せするといいでしょう。情報収集である程度の出費が予想されるため)。

マルコは話を終えると、一通りPCたちの質問に答えた後(と言っても、彼も新聞に載ってる以上のことはほとんど知りません)、帰っていきます。

GMはこの時点で、PCたちに情報1と、PCたちの会話で出てきた推理にあわせた情報のキーワードを与えて下さい。

報道されている内容

以下の内容はすでに報道されているため、PCたちは依頼を受ける前から知っていてかまいません。また、一般的な人は大抵知っているでしょう。

[事故について一般に流通している情報]

  • NYE銀行の銀行員のミスにより、証券市場が大混乱に陥った。
  • 銀行員のミスは、某企業の株の売り注文の発注ミス。
  • いくつかの証券会社が、混乱に乗じて大きな収益を得た。

GMは好みに応じて、他にもそれらしい情報(笑)をばら撒いてもかまいません。

コーディネータのくれる情報

マルコ自身(そして、彼に依頼した保険会社も)、「一応調べてみる」と言うスタンスなので、上記の通り、あまりたいした情報は知りません。 しかし、PCに調査を依頼する段階で以下の情報は教えてくれます。

[調査開始時に得られる情報]

  • ミスを犯した銀行員の氏名(一般には公表されてない)。また、彼が今はほとぼりが冷めるまで自宅待機していること。
  • 保険会社が調査に乗り出した理由(事件なら保険適用外だということ)。

情報一覧

以下に、このシナリオに登場する情報のキーワードとその内容を記します。 PCたちは情報5のLv1を得たら、いつでもテロリストのアジトを襲撃することができます。

情報の各項目について説明します。

  • 開始条件
    • その情報のキーワードを得るための条件です。この条件を満たさなくても、GMはPCたちの推理の進み具合に応じてキーワードを提示してもかまいません。
  • 発見ロール
    • PCたちが『事故』について嗅ぎ回ってるとテロリスト側に気づかれるかどうかの判定に使う数字です。PCたちが情報収集を行う度に、GMはその情報の発見ロール値を目標値に成功判定を行い、成功したらテロリストはPCたちの存在に気づきます(詳しくは「テロリストに気づかれた場合」参照)。

情報一覧

情報1: 『事故』の事件性

  • 情報概要
    • 『事故』に事件性があるかどうかの情報。調査の取っ掛かり。
  • 開始条件
    • 依頼を受けた段階で得られる。
  • 使用可能スキル
    • <調達>
  • セキュリティレベル
    • 2
  • 発見ロール
    • 0%
  • 情報内容
Lv 内容
Lv1 事故のきっかけのミスが、普通しないようなミスだとわかる。
Lv2 エルンストが、ここのところ妙にオドオドしていたことがわかる。
Lv3 今回の『事故』に乗じて大儲けした人が、個人でもいるらしいということがわかる。
Lv4 『事故』のあったNYE銀行は、一部の政治団体などの活動を支援しているため、一部の組織には恨まれてることがわかる。
Lv5 NYE銀行は、アメリカでも有数の銀行であり、反アメリカ系の組織には特に恨まれていることがわかる。

情報2: エルンストの身辺

  • 情報概要
    • エルンストが何らかの脅迫を受けていた可能性があることがわかる。また本人も、何者かに拉致されたことを示唆する。
  • 開始条件
    • PCがエルンストについて調べると言ったら。または、情報1がLv2まで進んだら。
  • 使用可能スキル
    • <調達> <交渉術>
  • セキュリティレベル
    • 1
  • 発見ロール
    • 10%
  • 情報内容
Lv 内容
Lv1 エルンストについての基本情報がわかる(彼のプロフィールをPCに提示する)。<br>また、事件の数日前から家族の姿が見えないことがわかる。<br>(エルンスト本人は、旅行に出かけたと言っていたことが、態度が不自然だった)
Lv2 エルンストが事件の後日から行方不明になっていることがわかる。<br>(証拠を消すために犯人に拉致された。家はもぬけの殻。争ったような跡はない)。
Lv3 彼が最近、怪しいアラブ系の人物と接触していたということがわかる。また、その時にかなり怯えた様子であったことも。
Lv4 なし
Lv5 なし

情報3: 今回の『事故』で利益を得た人

  • 情報概要
    • 今回の『事故』を利用して利益を得た個人がわかる。うまくいけば、これを手がかりに犯人を特定できる。
  • 開始条件
    • 情報1がLv3まで進んだら。
  • 使用可能スキル
    • <調達> <情報処理>
  • セキュリティレベル
    • 3
  • 発見ロール
    • 0%
  • 情報内容
Lv 内容
Lv1 利益を得た人がいると言う噂が事実であることがわかる。
Lv2 利益を得た人のリストが手に入る。
Lv3 Lv2で得たリストから、前科がある人間などの怪しい人物をリストアップできる。
Lv4 リストから、犯人グループが特定できる(この情報を得たら、情報4はスキップできる。<br>ただし、犯人グループの人数などがわかるわけではないので、情報収集を続行してもよい。<br>その場合、情報4のキーワードを提示する)。
Lv5 リストから、犯人グループとそのアジトを特定できる(この情報を得たら、情報4と5をスキップできる。<br>ただし、アジトの内部の地図などは手に入らないので、情報収集を続行してもよい。<br>その場合、情報4と5のキーワードを提示する)。

情報4: 犯人の特定

  • 情報概要
    • エルンストを操っていた犯人を見つけ出す。うまくいけば、そのアジトまで突き止められる。
  • 開始条件
    • 情報2がLv2まで進んだら。またはエルンストが死体で発見されたら。
  • 使用可能スキル
    • <調達>
  • セキュリティレベル
    • 4
      • 情報1をLv5まで進めていたら達成値+2のボーナス。
      • 情報2をLv3まで進めていたら達成値+2のボーナス。
      • 情報3をLv3まで進めていたら達成値+2のボーナス。
      • Lv4以降まで進めていたら、さらに達成値+2のボーナス。
  • 発見ロール
    • 15%
  • 情報内容
Lv 内容
Lv1 中東系テロリストが犯人である可能性が浮かび上がる。
Lv2 中東系テロリスト、アブドゥーラ・ビン・ムーサが何らかのテロを目論んで、<br>アメリカ国内に潜入していることがわかる(彼のプロフィールをPCに提示する)。
Lv3 アブドゥーラ・ビン・ムーサ率いるグループが犯人であると特定できる。
Lv4 犯人グループのアジトがわかる(情報5をスキップできる。<br>ただし、アジトの内部の地図などは手に入らないので、情報収集を続行してもよい)。
Lv5 犯人グループのアジトのありかと勢力(情報5のLv3参照)がわかる。<br>(情報5をスキップできる。ただし、アジトの内部の地図などは手に入らないので、情報収集を続行してもよい)

情報5: 犯人のアジト

  • 情報概要
    • 犯人のアジトや、そこに潜む敵の人数、武装などがわかる。
  • 開始条件
    • 情報4がLv3まで進んだら。
  • 使用可能スキル
    • <調達> <交渉術>
  • セキュリティレベル
    • 2
  • 発見ロール
    • 30%
  • 情報内容
Lv 内容
Lv1 敵のアジトの場所がわかる。
Lv2 アジト内部の地図が手に入る(周辺と建物内部の地図をそれぞれPCに提示する)。
Lv3 アジトにいる敵の勢力がわかる。敵の勢力は「熟練した兵士5人程度を含む、20人弱の集団」。
Lv4 敵の主な武装がわかる(GMは敵の武器などについてPCに教えてください)。<br>また、敵の正確な人数(熟練した兵士7人を含む、18人の集団)がわかる。
Lv5 玄関にいる見張りが交代するタイミングがわかることにより、アジトを奇襲できるようになる。<br>これによって、誰も見張りがいなくなる1分程度の隙を突くことができる。

テロリストに気づかれた場合

テロリストがPCたちが『事故』について探ってると気づいた場合、彼らは陰謀の証拠を隠滅しようとします。 具体的には、誘拐したエルンストとその家族を自殺に見せかけて殺害します(PCたちは不自然な点があることに気づきます)。さらに、気づいてから2日後にはアジトを放棄し、国外に逃亡します。 GMは発見ロールをPCに隠してこっそり振ってもかまいませんが、逆にPCに目標値をあらかじめ教えておいて、彼ら自身にダイスを振らせるのも緊迫感が出て面白いかもしれません(「金をばらまく」などの牽制にもなります)。 なお、テロリストに気づかれた場合のペナルティが重すぎると感じる場合は、GMは発見ロールは行わないこととしてもいいでしょう(テロリストはPCの存在に襲撃されるまで気づかない)。

戦闘用データ

敵のアジトについて

敵のアジトは、ニューヨーク市郊外の人があまり来ないような荒れ地にあった廃屋を買い取って使っています。

アジト周辺のマップ

屋敷付近のマップはこの画像を使って下さい。中央上部の白い四角が屋敷で、二階部分の下半分は広いバルコニーになっています。左上の方にある白い四角は倉庫です。緑色はブッシュで、マップのふちなどにある茶色部分はちょっとした高台になっています。ただし、濃い茶色の部分は急な斜面になっているため、登ることは出来ません。 屋敷には下辺の中央部分に玄関、上辺の中央部分には裏口があり、左側の辺に沿って、1台のジープが止まっています。 なお、マップの縮尺は1マスあたり4メートルです。GMは好みによって、何もない場所でも体を半分くらい隠せる遮蔽物くらいはあることとしてかまいません。

屋敷の中の地図はルールブックP217の地図を一部改変して利用してください(建物付近のマップとサイズが合いませんが、そこはプレイヤーに許してもらってください;)。具体的にどのように改変するかと言うと、2階の寝室C,Eをなくして、建物の真ん中より下半分をバルコニーにします。また、それに伴い寝室Bの下側の壁には、バルコニーに出れる大きな窓があることにします。 ちなみに、屋敷の中では寝室B,Dを中心とした様々な場所に今回の事件の物的な証拠が散らばっています。また、2階の浴室には銀行員のハーツバーグ一家が監禁されています(もし、まだ生きていれば)。

敵やNPCの配置について

敵はその脅威度から、A~Cの三種類に分類されます(詳しくは、下記敵データ参照)。イメージとしては、Aがチンピラ上がり。Bが訓練されたテロリスト。Cがリーダーだと思ってください。ちなみに、主犯のアブドゥーラ・ビン・ムーサは戦闘に秀でているわけではないので、データ上はAとして扱います。

以下、その初期配置。

屋敷の外

玄関前に敵Bが2人、また2階のベランダにも敵Bが1人見張りに立っている。彼らはPCに気付き次第、その場で攻撃してくる。その時、同時に助けも呼ぶため、戦闘に入ると玄関から増援が出て来る。

なお、裏口には警備兵はいない。

屋敷の1階

玄関を開けてすぐの居間に、敵Aが6人います。外で騒ぎが起きた時に、増援に来るのは彼らです。なお、うまく敵に気づかれずに屋敷内に潜入できた場合、彼らは油断してカードゲームに興じているため、武器を準備するのに1ターンかかる状態です。

また、裏口側の台所にも敵Aが2人います。彼らも犯人らの食事を作っているため、手元に武器を装備していません(準備に1ターンかかる状態です)。もちろん、外で騒ぎがあった場合は料理を中断して警戒態勢に入りますし、そうでない場合もPCに気づいたら居間にいる仲間に助けを求めます。

建物の2階

階段を上がったところに、敵Bが1人見張りに立っている。彼は閃光手榴弾(ガンドッグP139)を持っていて、1階で戦闘があった場合は階段の影に隠れて、居間での戦闘が一段落ついた後にそれを投げ込んできます。もしPCたちがその被害を受けた場合、彼は寝室Dにいる仲間に応援を頼み、一気にPCたちを制圧しようとします(この場合、これがクライマックスの戦闘になるでしょう)。閃光手榴弾が効かなかったり、そもそも何らかの方法でPCが敵に気づかれずにここまで来た場合、彼は1人で応戦します。

さらに、寝室Dには敵Cが1人、敵Bが2人、敵Aも3人(うち1人はアブドゥーラ・ビン・ムーサ)潜んでいます。彼らは基本的にはPCが部屋に入ったら襲ってくるが、PCが寝室Bか浴室を先に調べようとすると、後ろから奇襲してくる。

なお、寝室Dはアブドゥーラ・ビン・ムーサの部屋ですが、1階(もしくはそれ以前)に騒ぎを起こしている場合、彼はPCたちが1階で戦闘をしている隙に敵Bを1人護衛に連れて、バルコニーから飛び降り、車で逃走しています。2階に上がってくるまで敵に気づかれなかった場合は寝室Dにいますし、何らかの方法で車を無力化していた場合、バルコニーに出ると走って逃げる彼を後ろから簡単に攻撃出来ますが、そうでない場合は、車で逃げる彼を狙撃する必要があるでしょう。   以上、敵Aが11人(含アブドゥーラ)、敵Bが6人、敵Cが1人を無力化したらシナリオは終了です。GMは、それぞれにふさわしいエンディングを演出してください。

敵データ

以下に、このシナリオに登場する敵のデータを記します。

敵A

ガンドッグP200の『ギャング』をそのまま使ってください。 ただし、アブドゥーラ・ビン・ムーサに限り、<戦術> がLv3あるものとして扱ってください(GMの好みで、彼の能力値をベースアップしてもかまわないでしょう)。

敵B

ガンドッグP202の『傭兵』をそのまま使ってください。

敵C

バリアントP54の『兵士(リーダー)』の<ライフル2> を<SMG2> に変更し、装備のM4カービンはFN P90に変更してください。 バリアントがない場合は、ガンドッグP202の『対テロ部隊員』の防具をボディーアーマーLEVEL3に変更し、<戦術> のレベル2~3あげたものを使ってもいいでしょう(ただし、ちょっと強すぎるかもしれません…)。

登場人物一覧

重要NPC

以下に、このシナリオの主要な登場を記します。

エルンスト・ハーツバーグ

男。ユダヤ系アメリカ人。31歳。敬虔なユダヤ教徒で真面目な性格。銀行に勤務している。家族は妻アンネ(27歳)と息子レオ(3歳)。

その家族を人質に取られて今回の事件を実行したものの、その後テロリストにより口を封じられそうになる(もしくは殺されてしまう)。

アブドゥーラ・ビン・ムーサ

男。アラブ系。42歳。西側諸国への怒りに燃える過激派。

テロ組織の幹部。西側諸国へのテロと、その資金調達のために1年前に渡米。アメリカ内のシンパを集めて、今回の事件を引き起こす。性格は、冷酷かつ残忍。目的のためなら仲間にも容赦がない。

マルコ・ロベルタ

男。イタリア系アメリカ人。35歳。陽気な性格。コーディネーター。PCたちとは何度も仕事の経験がある。

※この項目は各GMが都合に応じて変更してもかまいません。

ニューヨーク・エンパイア・バンク

通称NYE銀行。ニューヨーク市に本社を置く大手銀行。

アメリカでも有数の銀行であり、政治的なロビー活動にも積極的。そのためか「テロとの戦争」へも直接・間接問わず多額の援助を行っており、一部の過激派組織には敵対視されている。

その他のNPC

その他テロリスト

  • 事故で儲ける係1:ウマル・イブラーヒム(35歳)
  • 事故で儲ける係2:アリー・アフマディーネジャード(29歳)
  • その他(予備1):ハールーン・ビン・インドラプトラ(23歳)
  • その他(予備2):ムスタファ・エルドアン(32歳)
  • その他(予備3):モハンムド・スィーナー(31歳)

汎用アメリカ人

とっさに名前が必要になった時用の『それらしい』名前(笑)。

  • (男)ジョーイ・ウィリアム
  • (男)ピーター・アトキンス
  • (男)モーガン・ブランドー
  • (女)ジェーン・キース
  • (女)キムバリー・スミス

ワンポイント

筆者がこのシナリオをマスタリングした時は、PCのクラスがそれぞれ、

  • アサルト/コマンダー
  • スカウト/アサルト
  • ディモリッション/メディック
  • アサルト/スナイパー

と非常に戦闘向きだったので(このメンバーでも結構きつかったです)、GMはプレイヤー人数が少ない場合や、戦闘向きでないクラスのPCがいる場合は敵データを弱体化させた方がいいでしょう。

筆者は兵器に詳しくないので主にデータで敵の持つ銃器を決めています。もし、不自然な点があれば、各GMの好みで変更してください。

シナリオ情報

システム

ガンドッグ

プレイヤー人数

3〜5人

作者

タマノ

公開日

2006-01-23